アスベスト(石綿)とは?

奇跡の鉱物

アスベストとは、天然の鉱物繊維で一本の太さが髪の毛の5000分の1ほどの細い石綿のことです。不燃性の繊維として昔から使用されていて、そのコスト性や耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性などが特長で「奇跡の鉱物」といわれました。

静かな時限爆弾

20世紀に入るころ、耐熱性を生かし多くの建築素材で使用されました。特に、スレートなどの屋根材やボード、吹き付けなどに用いられてきました。しかし、アスベストの繊維が空中に飛散し、その繊維が呼吸などで体内に入り、20~40年ほどの潜伏期間を経ると、中皮腫や肺がんになる可能性が高まることが分かりました。「静かな時限爆弾」とも呼ばれ、特に吹き付けの作業時や解体作業時のアスベスト撤去時に作業員が吸引することが多く、昭和50年頃に原則禁止になりました。

現在は、大部分が撤去されましたが、まだ古い建物にはアスベストが使用されているともいわれています。今後も撤去作業時の吸込み事故が考えられ、2040年ごろにはアスベストによる日本国内死者数は10万人に達するといわれています。

 

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