夢のマイホーム計画!
しかし、家を建てるのにどのくらいの期間がかかるのだろう?
資金は?
支払いはどうすれば?
など、不安は尽きません。今回は、家を建てる全体の流れから、資金計画から支払いまで一年を通してのスケジュールに合わせて紹介します!!
目次
まずは家を建てる全体の流れをつかもう!!
家を建てる期間は、準備から完成・入居まで早く見ても約8か月はかかります。大きな建物になると1年以上を要します。その間、資金計画や土地探し、施工会社の決定、設計・見積もり、仮住まい探し、建築工事、そして引っ越しと家を作ることは家族にとっても大仕事です。
マイホーム計画をするときには、まず最初に家づくり全体のプロセスを把握しておくことが重要です。
準備<1か月~2か月>
夢のマイホーム計画の第一歩です。最初は右も左も分かりません。とりあえず、家族で住宅展示場やインターネット等で情報を集めましょう。
まずは、「どのような家を建てたいか?」「どの建築会社に頼むか?」など、新築に向けての準備をしましょう。
プロセス項目 | 内容 |
マイホーム計画スタート | 住宅展示場や住宅情報誌で資料集め |
ハウスメーカーか、工務店にするか? | 地域の工務店にするのか、大手ハウスメーカーにするかを決定します。それぞれに特徴があるのでよく考えて決めましょう。この先何十年と家に関するパートナーになるので慎重に選びましょう。 |
モデルハウス見学 | 実際にその建築会社(ハウスメーカー)が建てたモデルハウスを見学しましょう。しかし、モデルハウスはあくまでもモデルであり、外装も内装もそのメーカーの最高級品を使用していることを理解して見学しましょう。どちらかというと、モデルハウスばかり目が行くのではなく、担当してくれた営業マンからさまざまな情報を得ることに集中しましょう。 |
建築会社との打ち合わせ | 家を建てる依頼先が決定したら、基本設計を依頼しましょう。打ち合わせを何度か行い、家族の建物に対する思いやこだわりを伝えます。 |
建築会社から基本プランが提出 | 建築会社が敷地・地盤調査をおこない、ファーストプランとなる基本設計が提出されます。 |
数社から見積書の提出 | 建築会社から見積書が提出される。見積内容をチェックする。 |
見積書の検討する。 | 予算に応じて金額調整に応じてくれるかを相談する。(値下げ交渉)※必ず数社に相見積もりを取ることを忘れずに・・。複数の会社から見積もりを取り、施主側の意見をいかに取り入れ、予算内に抑えられているかを検討し1社に絞り込む。 |
「住宅ローンの申し込み」資金計画をする。(2か月~3か月)
家づくりの見積もりが提出されて、大体の予算が出たら住宅ローンの申し込みをしましょう。無理なく返せる額の返済計画を建て出来れば物件価格の30%は自己資金を用意すると、将来、収入が予想通り上がらなかったり、病気や急な出費で返済が苦しくなる可能性が大きくなります。なるべく自己資金をなるべく多くするのが賢い方法です。
プロセス項目 | 内容 | |
住宅ローンの事前審査の申し込み | 住宅ローンには、事前審査と本審査があります。そもそも住宅ローンの審査が通らないと、家を建てる資金を得ることができないので、建築会社との本契約の前に、事前審査を通過することで、安心して本契約をすることができます。
事前審査に出す見積もりは値引き交渉をする前(少し高め)の見積もりで申し込むほうがおすすめ。設計後の値段変更にも対応できるよう少し余裕の予算で審査申し込みをする。 |
|
どの住宅ローンを利用する? | 公的ローン | 「財形住宅融資」は、財形貯蓄を行っている人に対し、その残高に応じて住宅資金を事業主に対して融資する物。住宅金融支援機構の「財形住宅融資」などがある。
最高4,000万円で購入額の80%が限度額。フラット35と併用できる。 |
フラット35 | 民間金融機関が実施するローン。ローン債権を住宅金融支援機構が買い取り、ローンを証券化して、資金調達するという手法を用いた住宅ローン。長期間固定金利の提供が可能。
返済期間は15~35年 新築の一戸建ては70㎡以上の条件がある。 |
|
民間ローン(銀行) | 銀行・信用金庫や生命保険会社などで扱っている。ローンの中で最も利用しやすい。固定型・変動型・固定期間選択型などさまざまなタイプがあり、それまでの金融機関との取引内容によっても審査内容が変わってくる。 | |
事前審査通過 | 事前審査も通り、後は本契約です。 |
本契約(2か月~3か月)
設計内容や建築費用も煮詰まると、いよいよ本契約になりますが、その前に「建築確認申請」というものが行われます。建築の設計が建築基準法に問題ないかを行政機関に確認してもらう手続きで、この時点で確認が行われていないと、違法建築ということになり、住宅ローンも実行されません。
確認申請が通ったら、建築会社との間に、「建築工事請負契約」を取り交わします。
- 発注者(建て主)氏名
- 請負者(建設会社)名
- 工事内容と工事場所
- 工事期間
- 完成引き渡し日
- 工事請負代金の額と支払い方法
自動車を購入したり、土地を購入するときは、「売買契約」ですが、これからこのような内容で建物を建てますという契約になるので、「売買契約」ではなく、「請負契約」という形になります。建物を建てる建築会社およびハウスメーカーには、建物を設計通りで期日までに、家を建てる義務が発生する。
もちろん、建て主は、建築会社が予定通りの期日に設計どおりの家を完成させたら、契約書どおりに金額を支払う義務があるということです。また、もし建築会社が期日を守らない。また、設計どおりに建てられない場合が発生したら、支払いは拒否できるということになる。
プロセス項目 | 内容 |
決定した建築会社と工事請負契約を結ぶ | 工事請負契約書・工事内訳明細書・設計図・仕様書などの書類を確認します。 |
金融機関と契約書と取り交わす。 | 取引金融機関から融資通知書が届く。 |
工事代金の手付金を払う(総額の一割) | 取引金融機関から建築会社へ振り込まれる。 |
仮住まい先の賃貸契約を結ぶ。 | 「工事請負契約書」に記載された工事期間より1か月ほど長めの契約にしておいた方が無難。 |
仮住まい先に引っ越し。 | 引っ越し |
解体工事開始(3か月~)
プロセス項目 | 内容 |
解体工事開始 | |
既存家屋の減失登記 | 土地家屋調査士に依頼します。※手続き費用(3~4万円) |
地鎮祭を行う。 | 解体工事が完了し、更地に整理されてから行う。 |

基礎工事開始(3か月~4か月)
プロセス項目 | 内容 |
工事着工・地縄張り | 建物を建てる部分に縄を張る。家の配置が図面とあっているかチェックが必要。 |
基礎工事開始 | 地盤作業や基礎工事の工程は、建物完成後では隠れてしまい、チェックができなくなる場所です。しかし、地盤・基礎工程は建築工事の中で最も大切な場所でこの部分に欠陥があると、カビが発生したり、建物自体が地盤が沈んでしまい、とても住めない状況になるケースも発生します。
また、後で欠陥が発覚しても、修正するのには多額の費用と工期が必要になってしまいます。必ず、きちんと地盤・基礎工事がされているか、直接現場で確認しましょう。 |
基礎工事完了 | いよいよ本体工事です。 |
本体工事開始(4か月~6か月)
プロセス項目 | 内容 |
建物本体の工事開始 | 基礎の上に柱・梁を組み骨組みを作成します。 |
上棟・上棟式を行う。 | 建築物の骨組み工事の仕上げ「棟上げ(むねあげ)」を祝う儀式をします。「建前(たてまえ)」ともいいます。 |
屋根葺き工事開始 |

内装工事開始(5か月~7か月)
プロセス項目 | 内容 |
床・壁下地作成 | 木材を使用して床・天井下地・壁下地作成工事 |
上下水道配管工事 | お風呂の位置やキッチンの位置などを再確認。 |
電気配線工事 | スイッチ・コンセントなどの位置決めを家具や電気製品を使用する場所を考えて確認する。 |
電話・インターネット用配管工事 | 電話やインターネットをしたい場所にあらかじめ配管工事をしておく。
この時点で工事しておかないと、完成後にインターネット業者に頼んでも工事が困難になる。※配管がない場合は、穴あけ又は、露出配線になってしまうため、壁や天井が取り付けられる前に配管をしておくことで、完成後に安心して光などの配線が出来る。 |
内装工事仕上げ(7か月~)
天井・床・壁の仕上げ工事
天井や壁・床などの壁紙やフロアカーペットなどのカタログを事前に見て、先に選んでおく。ものすごく多いので悩む人が多いので、早めにカタログを借りて選んでおくことをお勧めします。
プロセス項目 | 内容 |
設備機器取付工事 | 風呂・キッチンなどの設備機器の取付。事前にショールームに出向き、選んでおきます。 |
照明機器・電気製品取付工事 | 照明機器のカタログを見て、選んでおく。 |
完成(8か月~)
竣工検査
設計者・工務店(ハウスメーカー)の現場監督が立ち会って設計図通りか、最終チェックをしましょう。工事の不具合を見つけたら、後々トラブルにならないように、検査の時に指摘します。
カーテン取付
オーダーカーテンにする場合、完成まで1か月ほどかかるので、早めに注文しておきましょう。
引き渡し
施工業者(ハウスメーカー)から、説明と鍵・各機器の説明書などの書類が引き渡されます。
コメントを残す