耐震構造とは、建物に剛性を持たせ粘り強くすることで地震の力に対抗する構造のことです。
日本は地震が大変多い国です。昔から日本の建築は地震の力を家を曲げながら壊れないようにする免震構造でした。しかし現在の建築では、柱・梁・筋交いや壁で支えあい建物が曲がらないようにする耐震構造が建築基準法で定められています。
昔の日本の建築では、20分の1までは歪みが認められていましたが、現在は、120分の1までしか歪みが認められていません。
木造住宅の耐震構造のポイント
地盤調査
住宅でのトラブルの原因で多いのが地盤の弱さが原因での「不同沈下」です。建物の重さに地盤が耐えきれず、家自体が傾いてしまい、壁がひび割れたり、扉や窓などの建具の開け閉めがしにくくなるなどの、影響が出ます。このような地盤では、地震の時の建物に対するダメージが強くなってしまいます。建築予定地が、軟弱な地盤の場合は、地盤改良工事をすることで、安全な住まいを建てることができる。
表層地盤改良
表層地盤改良とは、地盤が軟弱で浅層の場合、土壌を固くする固化材を注入し、地盤をより強いものに改良する。
柱状地盤改良
柱状地盤改良とは、地盤が軟弱で深くまで続く場合には、固化材で柱状に強い地盤を作り、杭を作る。
構造材には乾燥した木材を使用する。
木材は乾燥度合いが高ければ高いほど強度が増す。構造材にはよく乾燥した木材を使用する。また、木材に水分が多いと、カビが発生しやすく、また腐朽菌が繁殖し木材を腐らせる原因になる。

耐力壁と床の面剛性を高める。
耐震性を向上するには、外から強い力を受けても床の面の剛性が高くする。面の剛性が高ければ、外から強い力を受けても、均等に耐力壁に伝えることができるため、力を分散できる。
免震構造とは?

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