床 材質の特徴と選び方

材(ゆかざい)の選び方

タイル クッションフロア カーペット フローリング 素材
肌ざわり
断熱性
クッション性
すべりにくさ
汚れにくさ
1.3 0.11 0.10 0.073 0.15 熱伝導率

優れている 普通 ▲劣っている

床は常に足など体が常に触れている部分です。肌触りや汚れにくさが大きなポイントになります。また、すべりにくさやクッション性が高いと、疲れにくく転んでも衝撃が緩和されるため、子供や老人に適しています。また、床暖房を設置する場合は熱伝導率が大きいほど熱を伝えやすいのでおすすめです。

フローリング

フローリングは合板を基板とした複合フローリングと無垢材のフローリングがある。

複合フローリング

ラワン合板の表面に0.3mmほどのうすい突き板を張り付けたもので、傷つきにくく汚れにくいことが特徴。

突き板とは?
天然木をスライスした板のことで、合板に接着し、複合フローリングやドアなどに化粧として使用されています。

むく材フローリング

ムク材フローリングは、広葉樹のナラやブナ、針葉樹のヒノキ、スギなどで作られています。天然の材料を使用しているので、その樹木が持っている独特の暖かさや見た目を楽しめることができます。その樹種によって見た目や値段が変わり、広葉樹は堅く傷がつきにくい特徴があり、針葉樹は柔らかく傷がつきやすいデメリットがありますが、断熱性が高いので、素足で直接触れても冷たさを感じにくいという特徴があります。

縁甲板(えんこういた)とは
縁甲板は幅105~120mm、長さ1,820また3,640mm、厚さ15~18mmのむく材。板の長辺に矧ぎ合わせのための実加工が施されたもの。材質は針葉樹(ヒノキ・サワラ・スギなど)を使用して製材される。

カーペット

カーペットは肌触り、断熱性、クッション性、すべりにくさで大変優秀な特徴を持っています。しかし、最近の住宅では一昔程見られなくなってきました。それは、汚れや変色が原因で定期的な張替えが必要なことやダニなどが発生しやすいデメリットがあることが原因であることがあげられます。

クッションフロア

ビニール系の床材。色や柄が豊富でクッション性が高い。防水性も高いためトイレや洗面室などに使われることが多い。肌ざわりや断熱性やすべりにくさも高く安価のため、フローリングに変わりリビングに採用されることも多い。傷がつきにくく・滑りにくい・おしっこなどもしみこみにくいなどペットを飼っている人にも安心なペット用なども販売されています。

畳(たたみ)

畳が本格的に部屋全体に敷き詰められるようになったのは室町時代の武家屋敷が始まりといわれている。16世紀なると畳の大きさが規格化され、京都では、一定の規格の畳に対して柱の間隔を決める畳割りという方式が用いられている。京間といって6尺3寸(1,910mm)の畳の大きさに対し6尺5寸(1,972mm)が1間としている。

また、江戸(東京)では、柱間6尺(1,820mm)を1間とする柱割りが採用され、関東間といわれている。そのほか、京間、関東間のほかに佐賀間や安芸間・中京間・団地間などがある。

京間(きょうま)・関西間

〇長さ 1,910mm(6.3尺)幅955mm

〇主な地域 関西・中国・山陰・四国・九州

 

 

 

中京間(ちゅうきょうま)

〇長さ 1,820mm(6尺)幅910mm

〇主な地域 中京地区・東北・北陸の一部・沖縄

 

 

 

関東間(かんとうま)

〇長さ 1,760mm(5.8尺)幅880

〇主な地域 日本全国に分布

 

 

 

団地間(だんちま)

〇長さ 1,700mm(5.6尺)幅880

〇主な地域 公団公営住宅 建売住宅など

 

 

 

畳表とは
畳の表面に張られた部分のこと。イ草の草を乾燥させて織ったもので、その良し悪しはイ草の質・経糸(たていと)の種類や折り方で決まる。

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